兎を追っかけて辿りついた洞窟は。
最後に会ったオーラスのアンコールの自担の姿に心配になって、最新の元気いっぱいの自担を摂取して上書きしないと、私も元気でないかな…って思ってました。
前記事で次なる生放送のテレ東音楽祭がそうなればなって書きました。
でも、少プレでオムライスを懸命に巻き巻きする手越さんが愛しすぎて簡単に元気でました。ちょろい・・・録画なのに。
で、RING更新ですよ。
感想ですが。
可愛い・・・この人世界一可愛いんだけど。ねえ、誰かなんとかして!!
オーラス後はじめて語った手越さんの言葉なんだから、もっとなにか感想ねえのかよ、って思われるでしょうけど。
感想いろいろありますよ?でも、まず第一思ったことがカワ(・∀・)イイ!!なんだからしょーがない。
ハニーもちゅー♡もない素直に一生懸命綴られた文章。
「ありがとう」って気持ちと「ごめんね」って気持ちが素直にあふれた言葉。
ツアー中だったことが「救い」だったって。「俺頑張る」って。
うーーーーっ(´;ω;`)ウゥゥ
でもひとつだけ苦言。
「みんなの信頼を取り戻せるように」
はあ???まるで信頼失った前提みたいですが?
そもそも失・っ・て・い・ま・せ・ん・よ?何いってんだ?(猛抗議)
「みんな」は知らないけど少なくても私は少しも信頼を損なってません。
どんな時も、私が(勝手に)思う手越祐也のままなんだな、としか。
こちらこそ最高のパフォーマンスを見せてくれてありがとうございます。
すっからかんに完全燃焼するほどの全力のコンサートを見ることが出来て幸せでした♡
このブログはまだ開設半月のほやほやなブログなわけですが。
自担のピンチに思うところがあり、大好きな気持ちを少しでも表現出来たらと思い、本当に衝動的にはじめました。
タイトル『兎の穴をたどると・・・そこは不思議な洞窟でした』の意味ですが。
ちょっと前にニュースで見たんですよ。
イングランドで中世に作られたと思われる謎の神殿がある洞窟が発見されたと。兎の穴のような小さな穴を辿っていくと壮大な洞窟が広がっていて。地元伝承ではテンプル騎士団の隠れ家ではないかと。
歴史にまったく疎いのでテンプル騎士団がなんなのかすらわからないのですが、なにか字面だけでもカッコいいですよね。テンプル騎士団♡
2年前、はじめてジャニーズのアイドルにはまりました。
ウサギちゃんカワイイなぁ♡って思って安易に追っかけていくと、そこに広がっていたのは『ジャニーズ事務所』とそこに所属する『アイドル』たち、そして『アイドルを愛するファン』という3つで構成された摩訶不思議な世界に足を踏みいれました。
それまでアイドルというものを真剣に考えたことはありませんでした。
これといった偏見もなく、さほど興味もなく。
でもアイドルがいわゆる「使い捨て」のようにされていた時代を知っていたので、SMAPという国民的スーパーアイドルの出現で明確な「アイドルの寿命」がなくなったことを「今のアイドルは幸せだなぁ」と漠然と思っていました。
アイドルの寿命がのびたのは素晴らしいことです。でも同時に「偶像」として生きる生き方に終焉がなくなりました。
はたして生身の人間が終わりのみえない「偶像」を求められ続けることとはどのようなことなのでしょうか。平凡な私には想像すらできません。
世の中全体を見ても、人々の心が不寛容になっているこの時代で「偶像」を生きていく。
なんというハードモードなことなのかとため息が出ます。
私が辿り着いた洞窟は、美しくて 神秘的でおどろおどろしくて蒼くて優しくて冷たくて不思議な世界でした。
ガリレオの湯川教授の言葉を借りると「実に興味深い」深い深い洞窟。
故・蜷川幸雄氏はなぜアイドル(なんか)と仕事をするのかと問われ、こう答えたそうです。
「アイドル舐めんじゃねーよ。中途半端に仕事している俳優よりも、物凄く彼らの方が努力している。それは感動的なくらい色んな努力をしてその位置をキープしていくんだ。トップを走るアイドルっていうのは、言ってみれば大衆の欲望の象徴みたいなもんで、何百万という人の欲望をその人を通じて果たしてるわけ。只者じゃないんだよ。それ(アイドルという)だけのくくりで、マイナスの要素を付け加えるな。」
アイドルを愛するものとしては本当に有難いお言葉です。
そして蜷川氏はアイドルを「大衆の欲望の象徴」と表現しました。
2年前私はジャニーズアイドルのNEWSというグループが先頭車両にいて走らせている列車に乗車しました。
その列車は美しい宇宙を走る銀河鉄道でした。
めざす先は一番大きくて美しい星。
乗り込んだ乗客はNEWSを愛し、それぞれが彼らに欲望(夢、と言いかえてもいいかもしれません)を託し、列車を走らせる動力になります。
欲望の種類は乗客それぞれ違います。
乗客は乗車も降車も自由です。
降りて行く理由もそれぞれです。
自分が期待した欲望をかなえてくれないと罵りながら降りていくもの。
別の列車に乗り換えていくもの。
列車に乗ることより楽しいことを見つけて降りていくもの。
いつだって乗客は自由なのです。そこに契約はなにもないのです。
青春も恋愛も結婚も自由にするし、降りたあとに乗っていた列車を「黒歴史」のように語ることだってできるし、「楽しかった青春の1ページ」にしてすっきりと降車することもできます。
一方、列車を動かすアイドルたちは降車は許されません。乗客と違い自由も制限されます。
乗客の欲望すべてを叶えることは不可能だけど、なんとか頑張ろうとしてくれます。
私も1つの欲望をもって乗車しています。
私の欲望は「彼らにとって充実した仕事をしていつも楽しそうな姿を見せてくれること」
彼らの楽しそうな姿を見ているととても幸せな気持ちになるからです。元気になるからです。
自分ではささやかな願いのつもりです。
自分の欲望を叶えるために私はいつも彼らに「がんばれ」と声援をおくります。
でもたまにふと思ってしまうことがあります。
私の「がんばれ」という言葉が列車を降車できない彼らに呪いの言葉のように聞こえてしまうことはないのだろうかと。
「ファンのために頑張る」という言葉に不安になることもあります。
なぜ不安になるかというと、蜷川さんが言うとおりアイドルを通して自分が出来ない欲望を果たしていることを自覚しているから。
自分も含めたファンが降車可能のいい加減なものだということを自覚しているから。
ファンはいつだって自由でいい加減です。
アンケートで担降りする理由の ぶっちぎりトップは「別のアイドルが好きになる」。
でも降りられるのはアイドルの努力不足とかそういうことではない。
撮られ方見せ方という技術を努力してどんどん向上させていっても、なんにも出来ない若い子に仕事が奪われると。
有吉さんはこう言いました。
「そりゃそうだ。なんなら若い素人がただ裸で突っ立ってるだけのほうが興奮するんだから、こっちは」
アイドルにもそういう面はありますよね。
ある一定の年代だけが放つことが出来る若くて不完全なものの輝き、エネルギー。
特にジャニーズファンはこのジャニーズ特有の輝きに敏感だし、「育てたい」「成長を見守りたい」欲求をお持ちの方が多いかと思います。
努力とは関係ないところでファンは去っていく。
そのことをもちろんアイドル自身も自覚していることかと思います。
櫻井翔さんが加藤さんとの対談で語ってました。
「いつまでも可愛くはいられない。だからそのあとのことを考えなくちゃいけない」(※発言はニュアンスです)
加藤さんも「日本のアイドルは完璧だからいいというわけじゃない」と完璧が求められているわけじゃない、といニュアンスで語っていました。
自覚しつつもアイドルは必死に努力しつづけてくれます。
なんという厳しい世界で戦い続けていてくれているのか。
私は今、たぶん「アイドル」という仕事を必要以上に「大変なもの」として捉えすぎているのかもしれません。
この数か月、私の好きなアイドルたちが傷つけられ、理不尽に人権を無視し踏みにじられるところを見てきたからだと思います。
どれか1つでももしも自分がされたら…と考えると絶対に耐えられないような酷い仕打ち、言葉を見てきて、本当に怖かったし、悲しくて心が疲弊しました。
ファンという存在を頑張る理由、アイドルでいることの意義だと語っていただくことはありがたくもありますが、大丈夫?それでいいの?って心配になってしまうんですよね。
なので、ふとテゴマスがラジオで「ジャニーズでよかった。なんでもさせてもらえるもんね」って二人で無邪気に語っているとすごく嬉しい気持ちになります。
小山さんが高校受験に失敗したときの思い出を語るときに、その時の自分にどんな声をかけたいか問われて「おまえジャニーズになれるんだよって教えてあげたい」と。
増田さんがドームを「夢の場所でやれてうれしい」と語ったり、加藤さんが「ジャニーズだから小説を出させてもらっている」といったり。手越さんが憧れのメッシにインタビューしたり。
彼らは夢の場所で夢の仕事をやりがいを持ってやっている。
そしてもっともっと頑張ってグループとしての夢と自分の夢を追っている。
だから私がごちゃごちゃ書いて心配しているようなことは、本当は不必要なことなんですよね。
そんなことファンに思ってもらいたいわけじゃない。
新曲リリースしたら楽しんで、コンサートあったら会場でめいっぱい声援送って楽しくなってもらって、テレビ出たら楽しんでみてもらって。
まあ、ごちゃごちゃ長文書き散らかした挙句になんなんですけど(笑)
シンプルにファンであることを楽しむのが一番なのではないかと。
私が追いかけた兎は不思議な洞窟へいざなってくれました。
洞窟は深くて広くてまだ全体を見ることができません。
これからもこの不思議な洞窟を探検していきたい。
私の乗車している銀河鉄道は引き続き美しい銀河を運行中です。
先のことなんてどうなるかわからないけど、とりあえず列車を降りるつもりはありません。私はなかなか好きにならないけど、一度好きになったらしつこいんです。
銀河はいろんな惑星を停車します。
旅はいつまで続くのか目指す星はどんな景色なのかわからないけど、わくわくします。
まだ新米乗客だから乗車期間は短いけど、今までだってすごく楽しかったです。これからも楽しみです。
漫然と思っていることを漫然と書き散らかして失礼しました。