兎の穴を辿ると・・・そこは不思議な洞窟でした

突如NEWSが大好きになって驚いているアラフォー

手越祐也さんに対する好きがあふれはじめたのでブログをはじめてみました

急に手越祐也さんおよびNEWSに落ちてしまって自分自身が今だにびっくりしているアラフォーです。

2015年の春あたりからジワジワきて、自分の中ではドハマリしているんだけどそもそも周囲にジャニーズを好きな人もいなくて、自分自身もジャニーズが生活に入ってきた経験もなく、ヲタク友達というものも一切なく誰とも共有できるわけでもなく、地味ぃーにひっそり穴倉でファンやってました。

そんな私がなぜここで手越さんへの愛を叫んでみたくなったかは・・・まあ、なんだかそんな気分になってしまったとしか・・・(若干すっとぼけ)

 

ことのはじまりは『イッテQ』です。

私はこの国民的人気バラエティー番組をさほど見たこともないまま過ごしていました。

イモトの登山のみならやってれば見ていたかも。

手越さんは「テゴマスの子」という認識で。そういえばNEWSにもいたわね。山Pと錦戸くん抜けたんだっけ?みたいな。

そんな時、息子が小学校にあがりイッテQをみはじめます。毎週録画かけてそれは楽しそうに見てました。

そのうちそれまで関心がなかった金髪のジャニーズの子が気になってきました。

この子、大口あけていつも楽しそうに笑うなぁ。

ちょっと驚いたのが内村さんが平気で手越さんのことを「コイツばかだろ」なんておとすところ。

あれ・・・ウッチャンってこういう言い方する人だっけ?

それなりにウリナリ世代だったりするので、特別ファンじゃなくても内村さんを見てきたけど、若いお笑い芸人にさえ丁寧に接している印象しかなく。ましてはこの子はジャニーズのアイドル。内村さんに「バカ」と言ってもらえる手越さんはそうとう信頼されているんだな、と。

内村さんは手越さんのどこを信頼しているのだろう、と俄然興味を持って手越さんを見るようになりました。

いちばんびっくりしたのは、手越さんの自分をまったく守らないところ。

「自分を守らない」簡単にいうけどバラエティーにおいてここまで徹底して自分を守らない人ってあんまりいないのではないかな。

何言われても楽しそうに笑っているし、指摘されたりおとされても、それが正しかろうと間違っていようがへっちゃらに受け入れる。自分がどう見られるかよりも、番組が面白くなることしか考えてない。

空気読むし自分の役割をしっかり認識している。頭いいなぁ。すごいわこの子。

(のちにファンになって「NEWSの優秀なパーツの1つになりたい」と手越さんが語っていたのを見てすごく納得。イッテQでもまさに彼はQの優秀なパーツであることを意識しているようにみえた。自分らしいキャラをしっかり出しつつ番組のあいている部分をしっかり埋める優秀なパーツでいること)

そのうち動画サイトで過去のイッテQの手越さんを漁るようになっていきました。

見れば見るほど、ほんと面白いよ、手越さん。

最近はそうでもなくなってきたけど、お笑い界って結構長い間自虐の笑いがウケていましたよね。自分おとして笑いとる。ちょっと古いけどヒロシさんとかその代表格かな。

自虐の笑いって面白いし、安心して笑ってられるところある。やってるほうも嫌われないし。

そしてなんと手越祐也はその真逆を突っ走る。

自虐どころ自分アゲアゲでハードルあげまくりですごいスピードで駆け抜ける。

だからこそナレーションも遠慮なく突っ込みまくりおとしまくれる。

生意気だ不快だウザイと嫌われるリスクなんてまったく考えてない。自分をまったく「守らない」のだ。

イッテQを過去から見ていくと、手越さんがイッテQ内ポジションを確立するまでそうとうに試行錯誤を繰り返し、虎視眈々とポジションの確保を狙っていったであろうことがよくわかる。努力家だしやっぱり頭いい。出来る子。

最初ジャニーズの子の扱いを探っていた内村さんが「へえーかあっこいいね~(気に入らない感満載に)」とイジッていた初期から、ついに「コイツバカだろ」という名誉のバカを手に入れるまでの道程は素晴らしいの一言だ。

 

過去のイッテQを漁って手越さんが相当のお気に入りで大好きになった私。

可愛い顔、くるくるかわる表情、笑った顔の愛らしさ、勝負かける時の怖い顔、チャライけど人を傷つけない言葉遣い、本気で悔しがる表情、嘘のないストレートな言葉。

好きだわー。

しかしまだアイドルのファンになることがそれまでの生活になかったのでそこ止まりだったわけだけど。

劇的にヲタクへの道筋へのターニングポイントとなったのはやっぱりイッテQのある企画からだった。

 

『2015年3月春のシャッフル3時間SP ミステリーハンターinロンドン』

 

そう、伝説のパンツ一丁で四つん這いになっちゃう手越さんの回だ。

パンツ一丁だけでなく、この回は盛沢山だった。

呪いの絵で笑わせてもらったり恐怖したり、ロープに強打して股間を押さえて悶絶する手越さん、巨大アナゴ捕獲失敗して寸劇はじまっちゃったりとか。

私も大いに笑わせてもらったのだけど、息子がこの回にハマりまくった。

(エンターテイナーより子供にはわかりやすく笑いどころがあるからね)

録画を何度も何度も見てケラケラ笑っていた息子。特にKAGUYA歌いながら傘で吹っ飛ばされるシーンがお気に入りでたぶん2ヶ月ぐらい見まくっていたんじゃないかな。

私も大好きな手越さんだから飽きずに一緒にみる。

そのうち一瞬流れるKAGUYAのMVから目が離されなくなる。

・・・えーっと、美しすぎやしませんかね?なにこの妖艶なかわいい生き物は。

ほえーと思っているうちに気が付くと、TV画面には四つん這いでパンツ一丁の手越さん。

脳内混乱おこしますって。どういうこっちゃと。両方きゃわいい顔しているけど可愛い顔の見せ方が全然違うじゃないか!どういうことだよ。

いや、まて落ち着け。ちょっと確認しようじゃないか、とKAGUYAのMVフルをネット検索しだす私。なかなか見つからない。いや、絶対みたいから探す(言い訳じゃないけどMVというものが主にCDの初回盤についてくるということを知らなかったので買うという選択肢はなし)

なぜか心の中で「息子が見たら喜ぶから!だから探す!」と誰に対しての言い訳かわからないけど息子に見せるためと言い聞かせていたような気がする。

見つけた、見た、ハーーイ昇ぉーー天!

天に召されましたよ私。ルーベンスの絵みつけちゃってパトラッシュと共に天使のお迎えに運ばれちゃったぐらいにして。やばいよやばいよって出川さんまで招集してそこはもうカオスの脳内。

手越さんすごぉいイヤまて4人ともイケメンじゃね?やばいよやばいよって出川さん全然いなくならねーし。

 

その後、QだけじゃなくNEWSテゴマス動画を漁る毎日。

あらかた見つくすとDVDに手だして、CDに手だして。

手越さん最高、NEWSみんないい子大好き癒される、はいヲタクの誕生です。

 

加藤さんは手越さんのことを「生き方がものすごく不器用な人」と語っている。

手越さんのファンになってまだ2年あまりのド新規の私の目から見ても、手越さんはやっぱりすごく不器用な生き方しか出来ない人に見える。

ひたすら正直で嘘が大嫌いなのだ。

例えば「笑いたくない気分なのに、つまらない内容なのに、TVでは笑わなくちゃいけないことが時につらい」と考えるAという芸能人がいたとする。

Aはどうやってこの悩みを乗り越えるのか。

自分は芸能人なんだから個人の感情よりプロとしてしっかり演じなくてはならないと考えると思う。時に辛い気分でも笑顔を出す練習をするかもしれない。

手越さんはAのような選択肢を選ばないのではないだろうか。

「笑いたくないのに無理して笑う」を選ぶより「そうだ!なんでも楽しめるメンタルに自分の精神を変えちゃえばいいんだ!」と。

嘘やごまかす方法(いや本当は嘘でもごまかしでもないんだけどね)を選ぶより、自己啓発本や尊敬する先人たちの言葉をヒントにメンタルを鍛えることを選ぶ。

そして手越さんは優しい。

小山さんがネット記事でキャスター業を批判(でしたっけ?うろ覚え)されたことを手越さんに相談したことがあったらしい。

手越さんの解答が(うろ覚えですがニュアンスで)「この商品をいいと気に入ってくれている人はわざわざいいと言わないでしょ。苦情がある人が声をあげる。その後ろにもっともっといっぱいいいと言ってくれている人がいるんだよ」と。

これは自分自身にこうやって言い聞かせていた時期があったのではないか。

批判する人はいっぱいいる。それは自分のこと愛しくれているファンですら例外ではなくアイドルなら、ファンこそが敵になる瞬間を何度も目にしていると思う。

(加藤さんの小説にもそんな女性アイドルの苦悩の描写が出てきたりしますよね)

でも手越さんはファンという存在から距離を置いたりしない。

手越さんは小山さんに語ったような理論やその他たくさんの自分なりの哲学を習得して駆使して、ファンをまるごと力いっぱい愛することを選択してくれている。

 

メンタルモンスターを形成させたその成分は、まっすぐさと正直さと不器用さと優しさなのではないだろうか。

 

話はかわるけど村上龍氏の「69sixy- nine」という小説をご存じでしょうか。

今から30年もまえの村上龍自身の青春時代を描いた自伝的小説です。

ふざけたタイトルですが、1969年の17歳の村上さんを描いています。村上龍といえばエロやらグロやら過激な印象ですが、この小説はゲラゲラ笑いながら読める楽しい小説です。著者自身が「こんなに楽しい小説を書くことは2度とないかもしれない」と語っています。

私は青春小説というジャンルが大好きなのですが、この小説は今まで読んだ青春小説の3本の指にはいるぐらい大好きです。

主人公ケンはすべての行動原理が「モテたい、目立ちたい、楽しみたい」というやつです(誰だかさんと似てますね。でも読むとわかるけど手越さんのほうが100倍いい子ですよ)

ながながとこの小説に関して語りたいところですが、まあ割愛して。

 

手越さんが君はどうなりたいの?とTV番組でイジられて「楽しければそれでいいかなって」って語る時に私はこの小説のあとがきの一文を思いだします。

要約ですが、『私から大切なものを奪おうとする人間をただ殴っても結局こちらが損をするだけ。唯一の復讐の方法は彼らよりも楽しく生きることだと思う。楽しく生きるためにはエネルギーがいる。戦いである。わたしはその戦いを今も続けている。退屈な連中に自分の笑い声を聞かせてやるための闘いは死ぬまで終わることはないだろう』

 

楽しければいいかなってと語る手越さん。

身近な人を亡くして悔いなく生きたいと語る手越さん。

手越さんが楽しく生きたいというのは、ただ面白おかしく生きたいということではなく、ある一定の覚悟と責任を伴った「楽しく生きたい」だと思う。

人生を斜めから眺めて生きるよりも、俯いて暗く生きるよりも、「楽しく生きる」ことを選択することのほうが何倍も何倍も努力とエネルギーがいる。

「楽しく生きている」というだけで妬みの対象にされることも多いかと思う。

しかも芸能人。ただでさえ追い落とそうとするやつはどこにでもいる。

いろいろ仕掛けてくる。

 楽しく生きるために、これからも手越さんはいくつも戦っていかなくてはならないのかもしれない。

でも勝ち負けにこだわる手越さんのことだ。きっと笑い続けてくれるだろう。

勝ち続けてくれるだろう。

そんな姿を出来るだけ長く見ていられたら幸せだなと思う。

 

手越さん大好きという気持ちを書き始めたら止まらなくて、長文になってしまいました。

 

上記文章を夜中のテンションで書きなぐり終わると同時に、NEWS和歌山のレポを見ました。

手越さん・・・やぁーーっぱり不器用で正直でまっすぐですね。

ここ数日の重苦しい気持ちから解きはなたれました。

ホント大好きです。