兎の穴を辿ると・・・そこは不思議な洞窟でした

突如NEWSが大好きになって驚いているアラフォー

ダンナにジャニヲタをカミングアウトするまでの軌跡~その4【完】

 

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自分で書いた1~3を読み返してみて思ってしまったこと。

私って自分が認識しているよりワンランク上のアホなんじゃないか?

アラフォーで気づくのツラい。

ちょっと慄然とした気持ちになりましたが、もうこの連載、ちゃっちゃと終わらせちゃいまーす!

 

壁かけカレンダーを眺めているダンナ(うちは予定をそれぞれカレンダーに記入します)ににじり寄っていく私。

「6月のさ、11日って出張とか予定入ってる?なかったら1泊でお出かけしたいんだけど」

「ないよ!大丈夫。どこ行くの?」

「東京ドームにコンサート。にゅーすの…。

言ったーーーっ!言ったよてごにゃん褒めてー!(←なぜ!?)

「にゅーす???」

ダンナの顔には色濃く(誰だっけ)(嵐じゃないのかよ)(嵐しかわからんし)(誰いたっけ)(なぜにゅーす)という心情の揺れが出ましたが、結局一瞬で(わからんけどまあいいや)に落ち着いたようである。

「へぇ、わかったよ。息子のことはまかせておいてね。楽しんできてね。」と。

 

あーあっさり。なぜこれが長い間言えなかったのだ。わっけわからん。

自意識こじらせて可愛いのはシゲアキだけだよ。私がこじらせてどーするねん(反省)

 

でも心すっきり軽くなっていた私にダンナが微妙な提案を…。 

「あ、じゃあ、オレと息子も一緒に東京行こうかな。帰省もかねて(ダンナ実家は東京)」

「えっえっ実家泊まるの?私、ドーム近くにホテルとってるんだけど」

正直、夜遅くにたまに会ったのに遊びほうけた嫁が義実家に「ちーっす☆泊まりにきましたぁ」って登場したくないよ…。

っていうか、とんとご無沙汰なのに嫁顔出さないってどうなのよ・・・あー微妙☆

「別にホテル泊まったら?次の日は日曜だから実家寄ってもらってから一緒に帰るのは?」

いいけどさぁ。いいけど1つ気になっていることが・・・。

「ねえ、お義父さんお義母さんにまいかさん、どこに行ってるの?って聞かれたらなんていうの?」

「え、にゅーすのコンサートって言うよ」

やっぱりーーーっ。えーって言ってしまった私に不思議そうに「なんで?別によくない?」ってダンナ…。

もういいよ、別に隠しだてすることじゃないしさあ。もういいよ・・・。

 

ダンナにジャニヲタバレしたと思ったら、3週間後に義実家バレも確定☆いぇーーーい(*^^)v

 

こうして私はカミングアウトを終えることができました。

まあ、勝手に一人で隠して一人でバタバタしてただけってかんじでしたが。

 

今の生活はどうなっているかというと。

私はやっぱりダンナの前で目をハートにしている状態を見せたくない、というのが今だにあります。DVD見たりは極力控えています。

でも前はね、DVDや録画みているときにダンナが帰宅すると「ひぃいい」って大慌てでテレビ消してバタバタしてた(隠れてエッチなDVD見てる男子高校生みたいなかんじ)んだけど、今は「あ、おかえりー」ってとりあえずにっこり微笑み、そしてさりげなくDVD消したりします。

見よ!このカミングアウト後の落ち着きを!(笑)

車の中でもNEWS流します。息子と合唱です。

なにげにダンナも「いい歌だなぁ」ってつぶやいていることもあります。

ただひとつ、重要な隠し事してますね。

それは担当のおなまえ

一度、「だれが好きなの?」って聞かれたことある んですけど、「うーん、4人とも全員好きなんだ」って言いました。(嘘ついてないしー)

この隠し事に関してはこの先もカミングアウトしないと思いますね。

今後もこのスタンスで行きます。

 

ながなが書きましたが・・・。 

ダンナにジャニヲタをカミングアウトするまでの軌跡~その3

 

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FC会報見つかっちゃった事件から、たぶんダンナは「嵐だかなんだか知らないけど言えばいいのに(笑)」と思ってるんだろうなーと思いつつも、言えない私。

 

いやさ、私だって理想の打ち明け方があるの!

あくまでもさりげな~く自然な形でね。「なんかねぇ、最近ファンなんだ(^-^)」ってあくまで!なんてことないように!って雰囲気が理想。

だって別に隠し事するようなことじゃないじゃないか(おまゆう)

でもさ、ぎゃあぎゃあ喚いて隠し立てしちゃったおかげで「さりげなーく自然な形」の理想形が総崩れじゃん?

どーするよ、自分。

ダンナもダンナだよ。優しいのは結構だけど問い詰めてくれよ。

この場合、一周回って「聞かれたくなさそうだから聞かない」じゃなくて「聞かれたくなさそうだからわざと聞いて打ち明けさせて楽にさせてあげる」が正解じゃないのかよ、ダンナ。

(↑こんな面倒くさい妻をもつダンナの日頃の受難が推し量れる言い分↑)

 

そんな私の思いを知ってか知らずか、それからしばらく月日がたち、最大のカミングアウトチャンスがダンナよりもたらされた。

夕食時、ダンナが語りだした。

なんでもダンナ会社の取引先の女性(50代)と話していて、その女性がLDHさんの三代目にドハマリしていると。大好きすぎて遠征もめちゃめちゃ行っちゃうし自分でもびっくりしていると。

私、思わず言いましたよ。

 

「あ~~あぁぁぁわかるぅーーーー、そうなっちゃうんだよね。わかるわぁーーー・・・。」

 

あきらかに実感込めすぎだよ。実感度100%すぎる・・・。

 

ダンナ、ニコニコしながら「そういうのってなんか微笑ましいよね♪」と言ってくれてる。

なのに、なのに、私ときたら…。

実感込めすぎの自分のコメントにヤバってなって、動揺しちゃってまーた話をそらしちゃったよ。もうアホだろ。

しかもさ、確認してないからわからないけど、これもしかしてダンナわざと私にふってくれたとか?

だとしたら、や、やさしいじゃん(照)

・・・ってぽっとなってる場合じゃない!

カミウングアウトできてないし、挙句のはてに自分でぶっつぶしている。

 

近づく東京ドーム。小学生の息子にすら「打ち明けなよ」って諭される。

「だれか私にカミウングアウト温泉用意して・・・」とか現実逃避している場合じゃない!

言うぞ言うぞ言うぞ言うぞ、ってオウム真理教の修行するぞ修行するぞばりに唱えて、私はついにダンナに打ち明けたのだった。

 

 

・・・その4につづく

ダンナにジャニヲタをカミングアウトするまでの軌跡~その2

 

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振り返ると、打ち明けるチャンスって何度もあったんだよな…。

 

「パパには内緒ね♡」という法令を敷いたのに、息子のコンプライアンス順守がそもそもあやしかった。

大型歌番組を視聴中。

NEWS出るじゃないですか。

こっちは内心の狂喜乱舞大興奮をよそに「あらNEWSね🎵ふふん」とクールに見るじゃないですか(ダンナいるからな)

息子がもう足バタつかせて大興奮ですよ

「ママ!ママ!ママ!(いちおう小声になって)にゅーす!にゅーす!!!」

知っとるわ!録画してあとから見るときに大興奮はとっといてるの!

ダンナ、ケータイ見ててたぶん気づいてない・・・ふぅ~、、みたいな。

 

朝のWSにNEWS出るじゃないですか。

こっちは網はってて録画はばっちりなわけだけど、新情報なんだから(内心)沸き立ちまくり。

でもそこをぐっと抑えてこその隠密活動なわけで。

だが息子。台所に立つ私に

マ・マーーーー!!出てる!出てる!」

それだけじゃないぞ。基本アホの子なのでさらに言うんだな。

「あ、でもこのことは内緒なんだった!」

オイッ( 一一)

ダンナ、よく気づかなかったな。いや、もしや気づかれてる?

 

そんな中、恐れていた決定的な出来事がおこる。

FC会報の郵送ですよ。

入会の際に一抹の不安は感じていたのだけど。

郵送の時の宛名「ジャニーズ事務所」ってヤバくないか。

当然ながら宛名をダミーしてくれるエッチな通販会社がやっていそうなサービスなどない。

それまで何度が届いた事務所からの郵送物はなんとか私が郵便受けからキャッチしていた。

でもその日は・・・ああぁぁついについに。

 

「ねえ、まいかちゃん。なんかまいかちゃんにジャニーズ事務所から届いているけどこれなに?」

 

ひぃいいいいいいいいいオイコラ事務所!宛名ダミーサービス作らないからこういうことになるんだよ!ニーズに対応してくれよ!(←100%八つ当たり)

ここで諦めて「あー実はちょっと最近ハマっちゃってるのよね。FCはいっちゃったミャハ」出来たらよかったんだけどね。もう打ち明けちゃうみたいな。

だがしかし、とっさのことで私がとった反応がまたね…。

 

「ぎゃあああああああ、なんでもないなんでもないなんでもなーーーいなんでもないのぉおおおおお」とぎゃおぎゃお言いながら封筒奪い取るという。

 

ダンナ、私の発狂度合いに「え?え?え?え?」って。

そして、ダンナが一言。

 

「あーーーー、わかったあ。嵐でしょ。嵐好きなの?うん嵐だな」

 

・・・違う。嵐ちゃうよ、ダンナ。

なんで嵐だと思われたかというと、おそらく毎週録画している『VS嵐』と『嵐にしやがれ』だな。それ息子用録画だから。VS好きだしMJ好きだし。

もう1個毎週録画してるでしょ。イッテQだよ。ダンナ大河派だから見てないけど。

 

重ね重ねここで諦めて打ち明ければまだよかったんだよ。

「嵐じゃないよおNEWSだよおミャハ」ってさ。

でも動揺しまくりの私ときたら「違うし!違うから!」って強引に違う話に持っていっちゃって話を終わらせたわけで。ああバカバカバカ。

なにかもの言いたげなダンナだけど、それ以上はつっこんでこなかった。

ダンナは空気の読める男で、私が嫌がることは基本察知すると絶対しない。

聞かれたくないんだな・・・と判断されたらしく、その後もこのことはなかったことのように時は流れていく・・・・はぁあああああ。

 

まだ続く。。。 

ダンナにジャニヲタをカミングアウトするまでの軌跡~その1

「ねえ、ママ。まだNEWSが好きになったことパパに言ってないの?」

さかのぼること1年前の2016年。

小学生男子の我が息子が心配するように、なかば呆れるように、私に問いかけてきた。

「・・・うん」

私はうなだれて頷いた。まだ言えてない。

「でもさぁ、東京ドーム行くんでしょそろそろ言ったらぁー?」

そうなのだ。私の手元には燦然と輝く『NEWS LIVE TOUR 2016 QUARTETTOin東京ドーム』のチケットが届いたばかりだった。

2015年に手越祐也さんおよびNEWSを好きになってから、順調にFC入会、コンサート申し込み、当選したチケット。

初参戦にして初遠征。ホテルだってばっちりおさえている。

ただし、このことは家庭内(といってもダンナだけ)ではすべて隠密に進められてきた。

TVの録画もDVDもCDも雑誌もすべて隠され、ダンナのいないところでうひゃうひゃしながら視聴していた。

「なんでパパに内緒なの?」

ああ、なんて素直かつ答えずらい問いなんだ。

「だってなんか恥ずかしいんだもん」と答えてみる。

「なんで恥ずかしいの?」

心底不思議そうな純粋な瞳がさらに私を追いつめにかかる。

 

大人にはいろいろあるんんだよ、少年。

と遠い目をしてちょっと気取ってニヒルに切り捨てたいところだけど、この少年は到底納得しないだろう。

 

ダンナが理解がないとかそういうことは全然ない。

人の好きなものを(内心どう思っていたとしても)否定する人じゃない。

遠征も問題ない。

私はもともとの趣味が3つほどあってそのどれも大体お泊りを必要とするものだ。

子供産んでからぐーんと頻度は減ったけど、それでもゆるりと趣味は継続中で遠征もしている。

心よく「子供見てるから安心していってきてね」と言ってくれる良きダンナなのだ。

 

なにが恥ずかしいのか。

やっぱりアレだな。

浮気どころか不倫だぞ、問題。

夫婦も子供産まれると「パパ」「ママ」役割が強化されて忘れられがちだけど、基本はコイナカというやつだ。

そしてうちはそれなりに仲良し夫婦。

コイナカ相手に別の男みてきゃああああ♡しているところは、あまり見せたくないじゃないですかぁー。

 

当たり前だけど純粋たる息子に(精神的とはいえ)浮気だの不倫だのというワードを使って説明するのは出来るだけ避けたい。

パパより手越が好きになっちゃったの!?手越め!と無駄な憎しみを生み出してもなにもならない。憎しみからはなにも生まれない。ラブ&ピース。(いや、そもそも息子そんなこと思わんか)

 

「なんで恥ずかしいの?」というクエスチョンに一瞬で思いをめぐらせ、2番目の理由で答えた。

 

「だってジャニーズ好きな人って若くて可愛い子が多いんだよ?ママはどっちでもないから…」

 

そう、これですよ。

アラフォーにしてジャニヲタの世界に飛び込むのは、やはり気遅れですよ・・・。

私がそこにはいっちゃっていいのですか?ちゅう。

もうなんかいろいろスイマセンみたいな。

でもNEWSちゃんがカワイイからいけないんだよ。これはもう仕方ない出来事。

人がなんと言おうがしたいこと興味あることしたほうが楽しいし。

でもダンナも口に出して言わなくても「マジか」と思うだろうなーって。

(逆の立場で考えるとダンナが突然ドルヲタになったらやっぱりマジかって思うかもしれないしね)

 

息子、驚いたように大声をあげる。

「ええええええっママは可愛いよ!ママいちばん可愛いよ、若いよ!大丈夫だよ!」

 

(´;ω;`)ありがとう、息子。いつもガミガミいってごめん。

その後、即興でママ可愛いダンスまで踊りだす息子。

だが、息子よ、キミは広い世界をなにもしらない。でもありがとうありがとう。

 

息子に言われるまでもなく、もう言わなくちゃいけないなと思っていた。

遠征も早めに言わないとダンナが仕事の予定入れちゃったらアウトだし。

ファンになったことは隠してはいたけど、悪い場所に行くわけじゃないんだから、嘘ついてドームに行くのはなしだし。

 

私は覚悟を決めてダンナに打ち明けることにした。

 

つづく。。。。

  

手越祐也さんに対する好きがあふれはじめたのでブログをはじめてみました

急に手越祐也さんおよびNEWSに落ちてしまって自分自身が今だにびっくりしているアラフォーです。

2015年の春あたりからジワジワきて、自分の中ではドハマリしているんだけどそもそも周囲にジャニーズを好きな人もいなくて、自分自身もジャニーズが生活に入ってきた経験もなく、ヲタク友達というものも一切なく誰とも共有できるわけでもなく、地味ぃーにひっそり穴倉でファンやってました。

そんな私がなぜここで手越さんへの愛を叫んでみたくなったかは・・・まあ、なんだかそんな気分になってしまったとしか・・・(若干すっとぼけ)

 

ことのはじまりは『イッテQ』です。

私はこの国民的人気バラエティー番組をさほど見たこともないまま過ごしていました。

イモトの登山のみならやってれば見ていたかも。

手越さんは「テゴマスの子」という認識で。そういえばNEWSにもいたわね。山Pと錦戸くん抜けたんだっけ?みたいな。

そんな時、息子が小学校にあがりイッテQをみはじめます。毎週録画かけてそれは楽しそうに見てました。

そのうちそれまで関心がなかった金髪のジャニーズの子が気になってきました。

この子、大口あけていつも楽しそうに笑うなぁ。

ちょっと驚いたのが内村さんが平気で手越さんのことを「コイツばかだろ」なんておとすところ。

あれ・・・ウッチャンってこういう言い方する人だっけ?

それなりにウリナリ世代だったりするので、特別ファンじゃなくても内村さんを見てきたけど、若いお笑い芸人にさえ丁寧に接している印象しかなく。ましてはこの子はジャニーズのアイドル。内村さんに「バカ」と言ってもらえる手越さんはそうとう信頼されているんだな、と。

内村さんは手越さんのどこを信頼しているのだろう、と俄然興味を持って手越さんを見るようになりました。

いちばんびっくりしたのは、手越さんの自分をまったく守らないところ。

「自分を守らない」簡単にいうけどバラエティーにおいてここまで徹底して自分を守らない人ってあんまりいないのではないかな。

何言われても楽しそうに笑っているし、指摘されたりおとされても、それが正しかろうと間違っていようがへっちゃらに受け入れる。自分がどう見られるかよりも、番組が面白くなることしか考えてない。

空気読むし自分の役割をしっかり認識している。頭いいなぁ。すごいわこの子。

(のちにファンになって「NEWSの優秀なパーツの1つになりたい」と手越さんが語っていたのを見てすごく納得。イッテQでもまさに彼はQの優秀なパーツであることを意識しているようにみえた。自分らしいキャラをしっかり出しつつ番組のあいている部分をしっかり埋める優秀なパーツでいること)

そのうち動画サイトで過去のイッテQの手越さんを漁るようになっていきました。

見れば見るほど、ほんと面白いよ、手越さん。

最近はそうでもなくなってきたけど、お笑い界って結構長い間自虐の笑いがウケていましたよね。自分おとして笑いとる。ちょっと古いけどヒロシさんとかその代表格かな。

自虐の笑いって面白いし、安心して笑ってられるところある。やってるほうも嫌われないし。

そしてなんと手越祐也はその真逆を突っ走る。

自虐どころ自分アゲアゲでハードルあげまくりですごいスピードで駆け抜ける。

だからこそナレーションも遠慮なく突っ込みまくりおとしまくれる。

生意気だ不快だウザイと嫌われるリスクなんてまったく考えてない。自分をまったく「守らない」のだ。

イッテQを過去から見ていくと、手越さんがイッテQ内ポジションを確立するまでそうとうに試行錯誤を繰り返し、虎視眈々とポジションの確保を狙っていったであろうことがよくわかる。努力家だしやっぱり頭いい。出来る子。

最初ジャニーズの子の扱いを探っていた内村さんが「へえーかあっこいいね~(気に入らない感満載に)」とイジッていた初期から、ついに「コイツバカだろ」という名誉のバカを手に入れるまでの道程は素晴らしいの一言だ。

 

過去のイッテQを漁って手越さんが相当のお気に入りで大好きになった私。

可愛い顔、くるくるかわる表情、笑った顔の愛らしさ、勝負かける時の怖い顔、チャライけど人を傷つけない言葉遣い、本気で悔しがる表情、嘘のないストレートな言葉。

好きだわー。

しかしまだアイドルのファンになることがそれまでの生活になかったのでそこ止まりだったわけだけど。

劇的にヲタクへの道筋へのターニングポイントとなったのはやっぱりイッテQのある企画からだった。

 

『2015年3月春のシャッフル3時間SP ミステリーハンターinロンドン』

 

そう、伝説のパンツ一丁で四つん這いになっちゃう手越さんの回だ。

パンツ一丁だけでなく、この回は盛沢山だった。

呪いの絵で笑わせてもらったり恐怖したり、ロープに強打して股間を押さえて悶絶する手越さん、巨大アナゴ捕獲失敗して寸劇はじまっちゃったりとか。

私も大いに笑わせてもらったのだけど、息子がこの回にハマりまくった。

(エンターテイナーより子供にはわかりやすく笑いどころがあるからね)

録画を何度も何度も見てケラケラ笑っていた息子。特にKAGUYA歌いながら傘で吹っ飛ばされるシーンがお気に入りでたぶん2ヶ月ぐらい見まくっていたんじゃないかな。

私も大好きな手越さんだから飽きずに一緒にみる。

そのうち一瞬流れるKAGUYAのMVから目が離されなくなる。

・・・えーっと、美しすぎやしませんかね?なにこの妖艶なかわいい生き物は。

ほえーと思っているうちに気が付くと、TV画面には四つん這いでパンツ一丁の手越さん。

脳内混乱おこしますって。どういうこっちゃと。両方きゃわいい顔しているけど可愛い顔の見せ方が全然違うじゃないか!どういうことだよ。

いや、まて落ち着け。ちょっと確認しようじゃないか、とKAGUYAのMVフルをネット検索しだす私。なかなか見つからない。いや、絶対みたいから探す(言い訳じゃないけどMVというものが主にCDの初回盤についてくるということを知らなかったので買うという選択肢はなし)

なぜか心の中で「息子が見たら喜ぶから!だから探す!」と誰に対しての言い訳かわからないけど息子に見せるためと言い聞かせていたような気がする。

見つけた、見た、ハーーイ昇ぉーー天!

天に召されましたよ私。ルーベンスの絵みつけちゃってパトラッシュと共に天使のお迎えに運ばれちゃったぐらいにして。やばいよやばいよって出川さんまで招集してそこはもうカオスの脳内。

手越さんすごぉいイヤまて4人ともイケメンじゃね?やばいよやばいよって出川さん全然いなくならねーし。

 

その後、QだけじゃなくNEWSテゴマス動画を漁る毎日。

あらかた見つくすとDVDに手だして、CDに手だして。

手越さん最高、NEWSみんないい子大好き癒される、はいヲタクの誕生です。

 

加藤さんは手越さんのことを「生き方がものすごく不器用な人」と語っている。

手越さんのファンになってまだ2年あまりのド新規の私の目から見ても、手越さんはやっぱりすごく不器用な生き方しか出来ない人に見える。

ひたすら正直で嘘が大嫌いなのだ。

例えば「笑いたくない気分なのに、つまらない内容なのに、TVでは笑わなくちゃいけないことが時につらい」と考えるAという芸能人がいたとする。

Aはどうやってこの悩みを乗り越えるのか。

自分は芸能人なんだから個人の感情よりプロとしてしっかり演じなくてはならないと考えると思う。時に辛い気分でも笑顔を出す練習をするかもしれない。

手越さんはAのような選択肢を選ばないのではないだろうか。

「笑いたくないのに無理して笑う」を選ぶより「そうだ!なんでも楽しめるメンタルに自分の精神を変えちゃえばいいんだ!」と。

嘘やごまかす方法(いや本当は嘘でもごまかしでもないんだけどね)を選ぶより、自己啓発本や尊敬する先人たちの言葉をヒントにメンタルを鍛えることを選ぶ。

そして手越さんは優しい。

小山さんがネット記事でキャスター業を批判(でしたっけ?うろ覚え)されたことを手越さんに相談したことがあったらしい。

手越さんの解答が(うろ覚えですがニュアンスで)「この商品をいいと気に入ってくれている人はわざわざいいと言わないでしょ。苦情がある人が声をあげる。その後ろにもっともっといっぱいいいと言ってくれている人がいるんだよ」と。

これは自分自身にこうやって言い聞かせていた時期があったのではないか。

批判する人はいっぱいいる。それは自分のこと愛しくれているファンですら例外ではなくアイドルなら、ファンこそが敵になる瞬間を何度も目にしていると思う。

(加藤さんの小説にもそんな女性アイドルの苦悩の描写が出てきたりしますよね)

でも手越さんはファンという存在から距離を置いたりしない。

手越さんは小山さんに語ったような理論やその他たくさんの自分なりの哲学を習得して駆使して、ファンをまるごと力いっぱい愛することを選択してくれている。

 

メンタルモンスターを形成させたその成分は、まっすぐさと正直さと不器用さと優しさなのではないだろうか。

 

話はかわるけど村上龍氏の「69sixy- nine」という小説をご存じでしょうか。

今から30年もまえの村上龍自身の青春時代を描いた自伝的小説です。

ふざけたタイトルですが、1969年の17歳の村上さんを描いています。村上龍といえばエロやらグロやら過激な印象ですが、この小説はゲラゲラ笑いながら読める楽しい小説です。著者自身が「こんなに楽しい小説を書くことは2度とないかもしれない」と語っています。

私は青春小説というジャンルが大好きなのですが、この小説は今まで読んだ青春小説の3本の指にはいるぐらい大好きです。

主人公ケンはすべての行動原理が「モテたい、目立ちたい、楽しみたい」というやつです(誰だかさんと似てますね。でも読むとわかるけど手越さんのほうが100倍いい子ですよ)

ながながとこの小説に関して語りたいところですが、まあ割愛して。

 

手越さんが君はどうなりたいの?とTV番組でイジられて「楽しければそれでいいかなって」って語る時に私はこの小説のあとがきの一文を思いだします。

要約ですが、『私から大切なものを奪おうとする人間をただ殴っても結局こちらが損をするだけ。唯一の復讐の方法は彼らよりも楽しく生きることだと思う。楽しく生きるためにはエネルギーがいる。戦いである。わたしはその戦いを今も続けている。退屈な連中に自分の笑い声を聞かせてやるための闘いは死ぬまで終わることはないだろう』

 

楽しければいいかなってと語る手越さん。

身近な人を亡くして悔いなく生きたいと語る手越さん。

手越さんが楽しく生きたいというのは、ただ面白おかしく生きたいということではなく、ある一定の覚悟と責任を伴った「楽しく生きたい」だと思う。

人生を斜めから眺めて生きるよりも、俯いて暗く生きるよりも、「楽しく生きる」ことを選択することのほうが何倍も何倍も努力とエネルギーがいる。

「楽しく生きている」というだけで妬みの対象にされることも多いかと思う。

しかも芸能人。ただでさえ追い落とそうとするやつはどこにでもいる。

いろいろ仕掛けてくる。

 楽しく生きるために、これからも手越さんはいくつも戦っていかなくてはならないのかもしれない。

でも勝ち負けにこだわる手越さんのことだ。きっと笑い続けてくれるだろう。

勝ち続けてくれるだろう。

そんな姿を出来るだけ長く見ていられたら幸せだなと思う。

 

手越さん大好きという気持ちを書き始めたら止まらなくて、長文になってしまいました。

 

上記文章を夜中のテンションで書きなぐり終わると同時に、NEWS和歌山のレポを見ました。

手越さん・・・やぁーーっぱり不器用で正直でまっすぐですね。

ここ数日の重苦しい気持ちから解きはなたれました。

ホント大好きです。